
東京都中央区八重洲のビル工事現場で2023年、作業員5人が死傷した鉄骨崩落事故を巡り、警視庁捜査1課は18日、業務上過失致死傷容疑で、いずれも工事を請け負っていた大手ゼネコン大林組の社員で、元現場監督の男(34)=埼玉県川口市、元副所長の男(50)=東京都千代田区=を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
元現場監督は容疑を認め、元副所長は一部否認している。
送検容疑は、仮組みした鉄骨の梁(はり)を支える支柱の強度計算を誤った結果、23年9月19日午前9時20分ごろ、鉄骨を崩落させ、2人を死亡、3人に重傷を負わせた疑い。
捜査関係者などによると、元現場監督は支柱の強度計算を担当。事故の約1カ月前、鉄骨の納期の遅れや資材置き場が確保できないことなどを理由に、支柱が2本から1本に変更されたのに、強度を正確に算出する注意義務を怠った。元副所長は、支柱のリース会社から強度不足を指摘された際、正確な確認を怠ったという。
〔写真説明〕鉄骨が倒れたビル工事現場で活動する消防隊員ら=2023年9月、東京都中央区
2026年09月18日 16時18分