
トランスジェンダー男性の卵子から産まれた子どもと男性の父子関係を認めるよう求める訴えが18日、東京家裁に起こされた。男性を戸籍上の父にするよう自治体に届けたが、「血縁上の父子関係が存在しない」との理由で受理されなかったという。
訴状などによると、東京都に住む40代の女性は2024年11月、当時パートナーだったトランスジェンダー男性が性別適合手術前に採取した卵子と、ドナーからの提供精子を使って出産。その後、戸籍上の性別を変更した男性と25年2月に結婚し、子どもの認知届を提出したが、受理されなかった。
女性側は「実際に卵子を提供した男性が『父』になったところで、何の問題もない」と主張。男性も認知を望んでいるにもかかわらず認められないのは、子どもの福祉に反すると訴えた。
代理人の仲岡しゅん弁護士は、子どもは男性の卵子によって生まれているとし、「血縁関係は明らか。性的少数者の権利が全く保障されていない現状を如実に表している」と話した。
〔写真説明〕東京家裁=東京都千代田区
2026年09月18日 19時16分