
南米各地のジャガーネコのDNAを解析したところ、ボリビアの森林に生息する集団は新種に分類されることが分かったと、ブラジルのリオグランデドスル・カトリック大などの国際研究チームが19日までに米科学誌カレント・バイオロジー電子版に発表した。体格はペットのイエネコ並みで、現地の呼び方から「ティルカヨ」と命名された。
ジャガーネコはオセロット属の一種で、大型のジャガー(ヒョウ属)とは異なる。調査が進むにつれて多数の種に分類されるとの見方が強まっていた。
研究チームが博物館の標本を含む計38匹について、細胞核DNAを網羅的に調べる「全ゲノム解析」を行ったところ、ティルカヨの存在が判明。ジャガーネコなどの祖先とは約140万年前に分かれたと推定した。
ペルーにはジャガーネコの新亜種に分類すべき集団がいることも分かった。いずれも森林の伐採や密猟などで絶滅が懸念されており、正確な種の分類が適切な保護や繁殖に役立つという。
〔写真説明〕これまでジャガーネコとされていたが、DNA解析で判明した新種。「ティルカヨ」と命名された(ブラジルのリオグランデドスル・カトリック大提供)
2026年09月20日 08時01分