両陛下、熊本地震被災地に=避難所でお見舞い、黙礼も



天皇、皇后両陛下は30日、7月の熊本地震の被災者を見舞うため、熊本県を日帰りで訪問された。被害の大きかった八代市や氷川町、宇城市を巡って被災者と面会し、医師や消防団員ら災害対応に当たった人たちをねぎらった。

両陛下は午前11時半ごろ、特別機で熊本空港に到着。自衛隊のヘリコプターに乗り換え、午後1時45分ごろ八代市の臨時ヘリポートに降り立ち、煙突が倒壊した日本製紙八代工場など甚大な被害が出た地域に向けて黙礼した。

同行した木村敬知事によると、両陛下は同工場や、爆発事故が起きたイオンモール熊本(嘉島町)をヘリから視察した。

八代市では、約80人が身を寄せる避難所「桜十字ホールやつしろ」を訪問。両陛下とも胸元に県のキャラクター「くまモン」のバッジを着け、腰をかがめて被災者と言葉を交わした。皇后さまは同市の富田香一さん(82)夫妻に対し「暑さも大変だったでしょう」と気遣った。富田さんは「震災から2カ月となり心が沈んでいたが、明るい気持ちになれた」と話した。

氷川町立竜北西部小学校では、向かいの鹿島仮設団地の住民ら約20人と面会した。天皇陛下は「ご無事で何より」、皇后さまは「怖い思いをなさったのですね」などといたわった。自宅が全壊した同町の永田貴士さん(54)は妻(48)、長男(12)、次男(7)の一家4人で両陛下と言葉を交わし、「家族とまた一緒に頑張っていこうという気になった」と語った。

宇城市では、集会所「復興会館小川刈萱館」を訪れ被災者らと懇談した。宮内庁によると、お見舞いを終え、同市でヘリに搭乗する際も黙礼した。

〔写真説明〕熊本地震の被災者に声を掛けられる天皇、皇后両陛下=30日午後、熊本県氷川町の町立竜北西部小学校(代表撮影) 〔写真説明〕熊本地震の避難所を訪問し、被災者に声を掛けられる天皇、皇后両陛下=30日午後、熊本県八代市の桜十字ホールやつしろ(代表撮影) 〔写真説明〕熊本地震の被災者を見舞うため自衛隊ヘリで熊本県八代市に到着し、被災地の方角に向かって黙礼される天皇、皇后両陛下=30日午後(代表撮影) 〔写真説明〕熊本地震で被害を受けた小川町商店街を視察し、末松直洋宇城市長(左)から説明を受ける天皇、皇后両陛下。右奥は木村敬熊本県知事=30日午後、熊本県宇城市(代表撮影) 〔写真説明〕熊本県氷川町立竜北西部小の児童たちに声を掛けられる天皇、皇后両陛下=30日午後(代表撮影)

2026年09月30日 21時28分


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