貴重な泳ぐ「人食いザメ」=和歌山県海南市〔地域〕



和歌山県海南市の和歌山県立自然博物館で雌のイタチザメ1匹が展示飼育されている。漁師のはえ縄に掛かったのを保護し、8月20日から展示。「人食いザメ」の異名があり、生きて泳ぐ姿を見られるのは珍しく、県外からも多くの見学者が訪れているという。

イタチザメは臆病だがどう猛な性格で、大きくなると何でも食べ、時には人間を襲うことも。同館によると、こうした性格から飼育は難しく、国内の水族館ではほとんど展示されていないという。

今回展示しているイタチザメは全長約70センチで、今年生まれたとみられる。同館の魚類担当の専門員平嶋健太郎さん(50)は「良い状態で展示しており、今後どの程度育つかは分からないが、サメの独特な魅力を見てほしい」と話す。

長期飼育が難しいため、予告なく展示を終えることがある。

2023年09月13日 10時43分

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