ソフトバンクの牧原大が、鬱憤(うっぷん)を晴らすサヨナラ打を放った。同点の延長十二回、1死満塁で打席へ。「思い切り仕掛けようという気持ちだけだった。あとは運に任せた」。代わったばかりの楽天の西垣の初球を捉え、ライナーで右前へ運んだ。
14日の西武戦から4試合安打がなかった。久々の快音で試合を決め、ファンの歓声に応えながら目を潤ませた。「最近全然打てていなかったので、悔しさが爆発した感じ」とうれしそうに言った。
けがで多数の主力を欠くチームは5月に入って11勝5敗と立て直し、勝率5割に復帰。「(故障者が)帰ってきた時にいい状況でいられるように、一試合一試合を戦っていくだけ」と牧原大。経験豊富な32歳が、若手をもり立てる。
【時事通信社】
〔写真説明〕延長12回、楽天にサヨナラ勝ちし、喜ぶ牧原大(右)らソフトバンクナイン=18日、みずほPayPay
2025年05月18日 20時16分