五輪代表選考が大詰め=年内にメンバー発表へ―アイスホッケー女子



来年2月のミラノ・コルティナ五輪に出場するアイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)の選手選考が大詰めを迎えている。11日からフランスで行われる4カ国対抗が実戦でアピールする最後のチャンスとなり、年内に代表メンバーが発表される予定だ。

2月の五輪最終予選で4大会連続の五輪出場を決め、4月の世界選手権では準々決勝に進出。今夏は欧州遠征で4カ国対抗に臨み、五輪でも対戦するドイツやフランスなどを相手に実力を試した。国内合宿で男子高校生と練習試合を重ね、得点力の強化、パスやシュートの精度向上に取り組んできた。

前回の2022年北京五輪後、多くの主力が現役を退き、経験の浅かった若手が力を伸ばしてきた。FWでは23歳の輪島夢叶(道路建設)、21歳の双子で姉の野呂里桜、妹の莉里(ともにダイシン)らが国際舞台で得点を挙げ、チームに勢いをもたらしている。飯塚祐司監督は「思った以上に成長してきている。総合力は間違いなく上がってきた」と目を細める。

今回の4カ国対抗はフランス、ハンガリー、スロバキアと対戦。輪島は「今は五輪のことしか考えていない。結果を残してアピールしたい」と気合十分だ。双子そろっての代表入りを目指す野呂里は「自信を持って五輪を迎えられるようにしたい」と言い、野呂莉も「海外選手にフィジカル面で勝ち、いい状態にもっていきたい」と気を引き締めた。

【時事通信社】 〔写真説明〕ミラノ・コルティナ五輪最終予選の中国戦で勝利し、喜ぶ女子日本代表の選手たち=2月9日、北海道・nepiaアイスアリーナ 〔写真説明〕ミラノ・コルティナ五輪最終予選のポーランド戦で笑顔を見せる女子日本代表の選手たち。右奥は飯塚祐司監督=2月8日、北海道・nepiaアイスアリーナ

2025年12月09日 07時06分


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