松山英樹、シーズン最後に手応え=「いい気分で終わった」―米男子ゴルフ



男子ゴルフで米ツアー参戦12季目を終えた松山英樹(33)がこのほど、時事通信などのインタビューに応じ、通算11勝目を挙げながら次の1勝が遠かったシーズンを「苦しい時間も長かったが、いい締めくくりもできた」と振り返った。

1月の開幕戦は絶好のスタートだった。通算35アンダーの米ツアー新記録を打ち立てて優勝。「これから塗り替えられるかもしれないが、とりあえず一年記録を保てたのはよかった」と笑う。

ただ、その後はトップ10入りもできなかった。ティーショットの精度が低く、「原因がスイングなのかメンタルなのか分からないが、そういう年もあっていいのかな」。こう割り切れるのは、シーズン最後に出たヒーロー・ワールド・チャレンジで好感触を得たからでもある。

ツアー外ながらトップ選手も集う大会。プレーオフの1ホール目で納得できるショットを放った上で優勝し、「来季へのきっかけもつかめた。いい気分で終わった」。地道な取り組みが実りつつあるとの手応えがある。

米ツアーではシード権を確保した金谷拓実、新たにメンバーとなる中島啓太ら生きのいい日本の後輩に背中を追われる中、「怖いと思うことはない。自分のベストのパフォーマンスを出せれば負けるつもりはない」と言い切った。第一人者としての存在感は揺るぎそうにない。

今後の目標は「もう一回メジャーで勝つこと」と明確だ。マスターズ・トーナメントを制して日本を沸かせたのは2021年。再びその歓喜を味わうため、「(ツアーの)優勝回数をもっと増やして、プレッシャーのかかる場面でプレーをすることが大事」と来季を見据えている。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える男子ゴルフの松山英樹=23日、東京都港区 〔写真説明〕インタビュー前に撮影に応じる男子ゴルフの松山英樹=23日、東京都港区

2025年12月25日 07時07分


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