生きる「負けたら終わりの経験」=一発勝負に強い日本、WBCも―侍ジャパン・井端弘和監督



野球日本代表「侍ジャパン」は、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇に挑む。日本は過去5大会で優勝が3度。井端弘和監督は、勝負どころとなる準々決勝以降のトーナメントでは、高校野球を経験している日本に一日の長があるとみている。

一発勝負のトーナメントは、ある程度の敗戦が許容されるプロ野球のレギュラーシーズンとは違った戦い方が求められる。井端監督は「まずチームが勢いに乗ることが大事だし、みんなでカバーし合うことも大事」と説明。さらに「そういうのが詰まっているのが、夏の高校野球だと思う」と続けた。

夏の甲子園は地方大会から全国で3000超のチームが参加する。優勝するためには1敗も許されない。アマチュア野球や国際大会にも精通する井端監督は「高校3年間で『負けたら終わり』を(日本の選手は)全員が経験してきている。他の国との違いはそこ。間違いなく一発勝負では生きてくる」と語る。

トーナメントだけでなく、国際大会になると取りざたされる初対戦の投手への対応も、アマチュア時代は当たり前のことだった。井端監督は「プロに入ってから初見の投手について、どうのこうのと言うようになった。中学でも高校でも、誰が投げているか分からない状態でやっていた」と強調する。

代表チームでの選手への要求は「基本的なことだけ。打ったら(全力で)走るとか、最後まで諦めないとか、少年野球と変わらない」と言う。野球少年や高校球児のように、シンプルに野球と向き合うことで連覇への道は開けそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕撮影に応じる野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督=2025年12月14日、東京都港区 〔写真説明〕インタビューに答える野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督=2025年12月14日、東京都港区

2026年01月01日 07時57分


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