
6年ぶりの天覧相撲で独特の緊張感に包まれた国技館。その土俵でも、霧島は冷静だった。安青錦と4度目の対戦。「初めてやるわけじゃない。しっかり当たれば大丈夫」。スピード出世を続ける相手を初めて撃破した。
低い攻めが持ち味の新大関に、当たり勝って左、右と続けて差す。体を起こすと、安青錦の苦しまぎれの首投げもこらえ、勢いそのままに寄り倒した。「しっかり当たって、前に攻めていけたのが良かった」。手応え十分の内容だった。
前回の天覧相撲。2020年初場所14日目は勝っているが、天皇陛下が観戦される前の取組だった。入門時の師匠、陸奥親方(元大関霧島)は天覧相撲で14連勝の記録を持つ。「親方に会ったら、報告する」と笑みがこぼれた。
2横綱2大関が全員敗れる大波乱で、1敗は霧島と平幕の阿炎の2人だけになった。苦しめられてきた首などのけがも癒えつつあり、師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)は「体が動いている。霧島の相撲が取れている」とみる。元大関が後半戦の土俵を盛り上げそうだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕安青錦(右)を攻める霧島=18日、東京・両国国技館
2026年01月18日 21時53分