結束深めた正反対の2人=アイスダンスの吉田と森田―フィギュアスケート〔ミラノ・コルティナ五輪〕



フィギュアスケートのアイスダンスで結成3季目のカップル、吉田唄菜と森田真沙也(ともに木下アカデミー)が、6日に行われた団体のリズムダンスに出場してトップバッターで演技し、後に滑る日本勢の闘志に火を付けた。

アイスダンスはシングルやペアと違ってジャンプがなく、技術面ではスケーティングだけで勝負する。動きを大きく見せられる長身で手足の長い選手が有利とされる世界で、スピードのある滑りを伸ばして戦ってきた。

吉田は岡山県、森田は京都府出身。全く違う拠点で練習してきた2人が出会ったきっかけはインスタグラム。互いに新しいパートナーを探していた2023年4月、森田が吉田に「トライアウトを受けませんか」とダイレクトメッセージを送った。ともに幼少期からアイスダンスに取り組んできたが、交流はそれまで一切なかった。いざ一緒に滑ってみると、吉田は「あれ?

意外と合うかも」。結成が決まった。

滑り方や性格は正反対。吉田は丁寧なスケーティングが持ち味で、対する森田は豪快な滑りが特長。吉田は強気な一方、森田は繊細。考え方の違いでけんかになったこともある。そういった言い合いを経て、互いを理解し合えるようになった。

森田は「話し合いの時も、意見をストレートに伝えてくれる。今どう感じているとか、何を目標にしたいとかはっきり分かる」と言えば、吉田も「チームとして強くなるために、お互いをどう補っていけばいいか、この3年間でどんどん分かってきた」。結束が高まってきたことを実感する。

欧米勢が強く、日本は追う立場。個人戦の五輪切符はつかめなかった。試合で結果を残せず、森田が競技に対するモチベーションを失った時には吉田が気持ちに寄り添って引き上げた。「2人ならまだもっとうまくなれる」。その自信があったから続けてこられた。

【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケート団体、アイスダンス・リズムダンスの演技をする吉田唄菜(右)、森田真沙也組=6日、ミラノ郊外

2026年02月07日 20時32分


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