佐藤輝明、代打で貢献=チームのため「迷いはない」―侍ジャパン・WBC



野球の国・地域別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場している日本代表「侍ジャパン」で、長距離砲の佐藤輝明(阪神)は難しい立場にいる。打線には大谷翔平(ドジャース)らメジャーリーガーが並び、3戦目まで先発出場のチャンスが与えられなかった。その中で、8日のオーストラリア戦では八回に代打で適時二塁打。貴重な追加点を奪い、勝利に貢献した。

WBCは初出場。例年より早く仕上げ、ソフトバンク、中日との壮行試合ではよく打っていたが、本番はベンチスタート。1次リーグ1位突破が決まった後のチェコ戦は2番に入り、守備は本職の三塁ではなく、右翼で先発した。

それでも、気持ちが揺らぐことはない。プロ5年目の昨季は40本塁打を放ち、初の本塁打王に。阪神をリーグ制覇に導き、最優秀選手(MVP)に輝いた。選手として充実期に入り、実力に自信があるからこそ、代打でも「しっかり準備はしているんで、そこでの迷いっていうのはない。いつもと変わらず行くっていうのが大事」。チームのために、自分の役割を全うすることだけを考えている。

真剣勝負の場で重圧のかかる代打を務め、外野守備も無難にこなした。将来的なメジャー挑戦を希望している佐藤にとって、この経験は無駄にならないはずだ。

1次リーグは大リーグ組の大谷、鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)の強打をベンチから見詰めた。「出たらしっかり打ちたいなと、より思う」。ベネズエラと当たる準々決勝とそれ以降をにらみ、闘志をかき立てている。

【時事通信社】 〔写真説明〕1次リーグ・豪州戦の8回、適時二塁打を放つ日本代表の代打・佐藤=8日、東京ドーム 〔写真説明〕1次リーグ・豪州戦の8回、適時二塁打を放ち「お茶たてポーズ」する日本代表の代打・佐藤=8日、東京ドーム

2026年03月12日 16時56分


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