
【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、供給停滞長期化への懸念から反発し、米国産標準油種WTIは前日比3.80ドル高の1バレル=87.25ドルで引けた。その後の時間外取引でも上げ幅を拡大し、一時94ドル台まで上昇。国際エネルギー機関(IEA)の加盟国が石油備蓄の協調放出を決めたが、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続いていることなどへの警戒感から高止まりしている。
IEAの加盟32カ国は過去最大となる計4億バレルの備蓄放出で合意。ただ、市場ではホルムズ海峡の実質的な封鎖による供給減少分を補うには不十分との見方があるほか、「海峡を船舶が通過できるようになるまで問題は解決しない」(日系証券)との声が出ている。
ニューヨーク株式相場は、原油高への不安が根強い中で続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比289.24ドル安の4万7417.27ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は19.03ポイント高の2万2716.13で引けた。
【時事通信社】
〔写真説明〕国際エネルギー機関(IEA)のロゴ=11日、パリ(AFP時事)
〔写真説明〕アラブ首長国連邦ドバイ沖のホルムズ海峡を航行する商船=11日(AFP時事)
2026年03月12日 11時06分