大きかった力の差=谷口、技巧派を捉えられず―ボクシング世界戦



リング上で谷口は無念の表情を浮かべた。ジャッジ3人が王者を支持。「皆さんに期待してもらって申し訳ないけど、負けてしまった」。2度目の王座戴冠はかなわず、力の差を痛感させられた。

対策は何通りも練ったはずだった。だが、技巧派のサンティアゴはディフェンス技術も一流。クリーンヒットをなかなか奪えず、5回には反対にフックを浴びてダウンを喫した。効いていない、とばかりにすぐに立ち上がり、積極的に前に出て終盤に見せ場もつくったが、劣勢を挽回するには至らなかった。

2023年にWBOミニマム級王座を失ってから、長い雌伏の時を過ごした。階級を上げてパワーは増し、スタミナも大幅に強化。厳しい練習に弱音を吐くことはもうない。心身ともに磨かれ、「今、日本人でサンティアゴに勝てるのは自分しかいない」との自信を胸に臨んだ大一番だった。

チャンスを生かせず、喪失感は大きいだろう。今後については、「負けたばかりで何も考えられない。真っ白」。32歳は、どんな決断を下すのか。

【時事通信社】 〔写真説明〕WBA、WBOライトフライ級タイトルマッチでサンティアゴに敗れた谷口将隆=3日、東京・後楽園ホール 〔写真説明〕WBA、WBOライトフライ級タイトルマッチの5回、サンティアゴ(左)からダウンを奪われる谷口将隆=3日、東京・後楽園ホール 〔写真説明〕WBA、WBOライトフライ級タイトルマッチの7回、サンティアゴ(左)に攻められる谷口将隆=3日、東京・後楽園ホール

2026年04月03日 22時55分


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