
ようやく勝った。中日は劇的な逆転サヨナラ勝ちで、連敗は6でストップ。久々の歓喜に沸き返る選手の声を背に、井上監督は「これだけ騒いでいて分かるように、みんな勝利に飢えていた」と笑顔で一息ついた。
主役は村松だ。1点を追う九回1死二、三塁。フォークを捉えると、右越えへ自身初のサヨナラ本塁打となる逆転弾を放り込んだ。一回に失策があっただけに、「情けないプレーをしたので、何とか取り返そうと」。先発した柳の粘り、二盗に三塁打と奮起した大島ら先輩の思いに応えた。
昨季は3年連続の最下位から脱出する4位。今季前は前評判も高かったが、ふたを開けると開幕5連敗。抑えの松山が出遅れるなど故障者が相次ぎ、守備の乱れも目立つ。「現状を変えるには、腹をくくって攻めるしかない」と村松。今も全員が共有する思いだ。
黒星がかさむ中、ベンチに清めの塩まで盛った一戦。村松は練習前に井上監督から塩をかけてもらったという。「選手は必死で頑張っている。下を向いてばかりいられない」と監督。節目の球団創設90周年で、借金は12。このまま負の歴史を刻むわけにはいかない。
【時事通信社】
〔写真説明〕9回、サヨナラの3点本塁打を放つ中日の村松=24日、バンテリンドーム
〔写真説明〕9回、逆転サヨナラの3ランを放った村松(中央)を迎える中日ナイン=24日、バンテリンドーム
2026年04月24日 22時02分