
中道改革連合の野田佳彦前共同代表は時事通信のインタビューに応じ、立憲民主、公明両党による中道結成の経緯を具体的に証言した。公明が連立政権を離脱した2025年秋から新党構想も視野に入れた協議を開始。自民党の一部にも接触を図り、前向きな返答を得ていたと明らかにした。
インタビューは21日に行った。野田氏は、公明の斉藤鉄夫代表(当時)や立公幹事長と昨秋以降に「心合わせをやっていた」と説明。幅広い政界再編を想定し、自民内の「穏健保守」系の複数議員にも「(連携を)働き掛けた」と明言した。個別の議員名には触れなかった。
年明け直後、高市早苗首相による通常国会冒頭の衆院解散の動きが表面化すると、野田氏は1月12日に斉藤氏と東京都内のホテルで会談。衆院選に向けて小選挙区の調整や比例代表の「統一名簿」方式を検討したが、時間を要するなどの理由から「思い切って同じ党になる手もある」との判断に傾いたという。
公明出身者を小選挙区から撤退させ、比例名簿の上位に記載する決定に関しては「優遇ではなく役割分担だと考えた」と主張。立民の支持率低迷を踏まえ、「じり貧を選ぶか、チャレンジするかの選択だった。ここまで惨敗するとは予想していなかった」と振り返った。
中道結成について、本来は「(今年の)4月以降の政局に備えようと思っていた」と明かした。その上で、首相の電撃解散により「時間がなくなった」と敗因に言及した。
一方で「今回は惨敗したが、逆も起こり得る」と指摘。非自民勢力が結集し、二大政党を中心に政権交代の可能な政治を目指すべきだと訴えた。
中道、立民、公明3党の合流を巡っては、丁寧に合意形成を図った上で「年内には方向性が確認できることが望ましい」と強調した。
【時事通信社】
〔写真説明〕インタビューに答える中道改革連合の野田佳彦前共同代表=21日、国会内
2026年04月23日 07時13分