
七回、2点差に迫られてなおも続く2死満塁のピンチ。ここでオリックスの4番手投手として、「吉田」の名がコールされた。右肘の手術を乗り越え、2年ぶりの登板。これ以上ない厳しい局面だった。
日本ハムの主砲レイエスに対しての初球は「ミスをした記憶がない」というシュートを選択。内角を鋭くえぐって相手のバットを押し込み、一邪飛に仕留めた。復帰登板はたった1球だった。だが、この瞬間を吉田も、チームも、ファンも待ちわびていた。
日本ハムから2024年に加入。その翌年の開幕直前に手術を受けた。リハビリ中は、もどかしさからテレビ観戦はできなかった。復帰を想像すらできない時期もあったという。
「一緒にリハビリを乗り越えた人たちに感謝したい」。今季見据えるのは50試合登板。かつて秋田・金足農高を夏の甲子園準優勝に導いたスターの野球人生が、再び動きだした。
【時事通信社】
〔写真説明〕7回、ピンチを切り抜けて雄たけびを上げるオリックス4番手の吉田=25日、京セラドーム
〔写真説明〕7回、力投するオリックス4番手の吉田=25日、京セラドーム
2026年04月25日 19時21分