ソフトバンクの前田悠、苦境から好投=松尾との対戦が転機―プロ野球



不安定な立ち上がりから一変し、二回以降は人が変わったような完璧な投球。ソフトバンクの前田悠が、5回1安打1失点で3勝目をつかんだ。

一回。四球と単打で1死一、二塁のピンチを背負うと、筒香とヒュンメルにも四球を与えて押し出しで1点を献上した。20歳の左腕は「丁寧にコースを突こうとし過ぎて、自分の首を絞めていた」。苦境から脱するきっかけとなったのが、大阪桐蔭高時代の先輩で、全国制覇を果たした2022年選抜大会でバッテリーを組んだ松尾との対戦だった。

二回に先頭で打席に入った松尾。前田悠は遠慮なく初球に内角直球を投げ込んでストライクを先行させると、最後は変化球で遊ゴロに打ち取った。「対戦を楽しめた。あそこからリズムをつくれた」。二回からは内外角に投げ分ける投球がさえ、打者12人を連続でアウトに仕留めた。

一つ年上の松尾のことを、高校時代から「汐恩(しおん)」と呼び捨てにしているという。「後輩が勝った方が面白い。抑えられてよかった」。投球にも言葉にも、持ち味の大胆さが光った。

【時事通信社】 〔写真説明〕力投するソフトバンク先発の前田悠=6日、横浜

2026年06月06日 19時40分


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