
40歳になっても健在ぶりを示した。中日の涌井が6回1失点にまとめて今季初白星。西武に入団した2005年から22年連続勝利を達成して「素直にうれしい」。チームの3連勝にも貢献し、大きな1勝になった。
味方打線が一回に4点を奪い、「楽に投げられた」。ボールが先行する場面もあったが、多彩な変化球でバットの芯を外し、要所では力強い直球で押す。走者を背負っても粘り強く、四回1死二塁では坂倉を149キロの直球で空振り三振。「ピンチを粘れた。あそこがカギになった」と納得の表情だった。
今季は出遅れたが、田島2軍投手コーチの助言を受け、状態を上げるきっかけをつかんだという。「後輩だが、時々ビシッと意見も言ってくれる。親身で話しやすい」。周囲に年下が増えてもひたむきさは変わらない。6月に1軍に合流してから、衰えを感じさせない投球を見せている。
好投しても勝敗が付かなかった4日は、お立ち台でのインタビューを断った。白星を挙げて今度こそファンの前に立ち、「今年が始まったという感じ。次が大事だと思うのでしっかり調整したい」。マウンドでのポーカーフェースを保ったまま、泰然と次戦を見据えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕力投する中日先発の涌井=11日、バンテリンドーム
〔写真説明〕撮影に応じる今季初勝利を挙げた中日先発の涌井(左)と3ランを放った石川昂=11日、バンテリンドーム
2026年07月11日 19時26分