
打った瞬間にそれと分かる当たりだった。DeNAのルーキー宮下が、プロ初の満塁本塁打。ゆっくりとダイヤモンドを一周すると、ホームベースで待ち構えていた仲間と共に喜びを分かち合った。「完璧で、一番いいバッティングができたと思う」
チャンスで実力を存分に発揮した。0―0の二回1死満塁。「しっかりスイングをしようと決めて打席に入った」。巨人の新人竹丸が投じた148キロを迷わず振り抜くと、打球は高々と上がって左翼席上段へ。三回にも内野安打を放ち、2安打4打点の活躍でチームの1点差勝利に貢献した。
北海道・北海高から東洋大を経てドラフト3位で入団。強打を武器に1軍に定着した。打順は下位に座っているものの、鈴木打撃戦術・育成コーチから言われた「ランナーをかえすバッティング」を意識しているという。
二塁や三塁も守れるが、本職は遊撃。京田や林ら力のあるライバルがひしめく中、負けるつもりはない。「長打を打てるショートを目指したい」。理想とする姿へ、一歩ずつ近づいている。
【時事通信社】
〔写真説明〕DeNAの宮下朝陽選手
2026年08月01日 22時20分