
総務省は31日、ふるさと納税の2025年度の寄付総額が1兆3314億2800万円だったと発表した。前年度から4.6%伸び、6年連続で過去最高を更新。自治体の受け入れ件数も過去最多の5963万27件だった。25年10月にポータルサイトでのポイント付与を実質禁止する新ルールが導入されたが、担当者は「ポイント付与の禁止で利用が減る状況ではなかった」と説明した。
自治体別の寄付の受け入れ額は、大阪府泉佐野市がトップで230億3900万円。次いで北海道白糠町の223億2900万円、宮崎県都城市の216億4600万円と続いた。
ふるさと納税は、寄付額から2000円の自己負担を差し引いた分が翌年度の住民税などから控除される仕組み。寄付に伴う26年度の住民税控除額は9524億4200万円となった。自治体別では、税収流出が大きい順に横浜市が373億3000万円、名古屋市が215億3200万円、大阪市が207億300万円と、都市部が上位を占める傾向が続く。
26年度に控除を受ける人も過去最高で、前年度から約72万人増え1151万4115人となった。
一方、ポータルサイトを経由した寄付は総額の97.2%を占めた。サイト事業者に自治体が支払った広報費や委託費など事務手数料は1490億円で、寄付額の11.5%に上った。
政府は自治体が活用できる金額を増やすため、返礼品を含む募集経費の総額を現在の「5割以下」から「4割以下」に抑える方針。総務省は今年5月、サイト事業者に手数料の速やかな引き下げを要請しており、8月末までを期限としている回答を踏まえ今後の対応を検討する。
【時事通信社】
〔写真説明〕ふるさと納税のオンライン申請=イメージ
2026年07月31日 17時48分