痛恨の2敗目、遠のく綱とり=霧島、落胆の色濃く―大相撲秋場所



視線を落とし、首をかしげながら花道を引き揚げる。その足取りは重かった。横綱昇進が懸かる霧島が、義ノ富士に屈して痛恨の2敗目。普段は敗れた後も丁寧に対応するが、付け人を通じて取材を断るほど、落胆の色は濃かった。

鋭く踏み込んで左を差して攻めたものの、義ノ富士の粘りに決め切れない。相手の投げをこらえ、再び体勢を整えて寄ったところで上手投げを食って尻もちをつかされた。立ち上がると、悔しさを押し殺すようにぺろりと舌を出した。

場所前は、大関昇進に挑む熱海富士らがいる伊勢ケ浜部屋に出向くなど、これまで同様に豊富な稽古を積んできた。「あまり考え過ぎずに、いつも通りにいく」。自らに言い聞かせるようにして臨んでいるが、見えない重圧に苦しんでいる。

綱とりに向けては、番数に加えて内容を伴った優勝が求められているだけに窮地に立たされたのは間違いない。八角理事長(元横綱北勝海)は「諦めるのは早い。横綱になったって、こんなのがあるわけだから試されている」と叱咤(しった)。今後も、目の前の一番に全力を尽くすしかない。

【時事通信社】 〔写真説明〕義ノ富士(左)に攻められる霧島=18日、東京・両国国技館

2026年09月18日 20時42分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース