
【ロサンゼルス時事】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のレイダーズと練習生契約を結んだキッカーの松澤寛政(27)が、出番に備えて汗を流している。NFLでのプレーが実現すれば日本選手初の快挙。期待は大きい。
各球団は正式な選手登録53人とは別に、原則16人の練習生を保有している。単なる若手の育成枠ではなく、NFL経験が豊富な選手も含まれる。けが人が出るなどすれば一時的に昇格し、そのまま試合で起用される可能性もある。
その待遇は練習生という言葉から受ける印象とは違う。松澤のような新人選手も週給1万3750ドル(約216万円)が支給され、レギュラーシーズン中の18週を通して在籍すれば24万7500ドル(約3886万円)になる。ベテランなら週給は最高2万2850ドル(約359万円)に上る。
さらに一時昇格を果たせば新人はその週、普段の4倍近い約5万2000ドル(約816万円)を受け取れる。ただし、そのまま53人枠に残れるわけではなく、試合後は再び練習生に戻る。途中で契約を解除される可能性もある一方で、他球団から53人枠での契約を持ちかけられる場合もある。
むろん、激烈な競争が繰り広げられており、シーズンを通して出番を得られない選手もいる。「自分自身のレベルアップが目標。数少ないチャンスの中で自分をアピールしていかないといけない」とは松澤。夢の舞台を思い描きながら、ボールを蹴り続ける。
【時事通信社】
〔写真説明〕NFLのレイダーズとドラフト外新人として契約合意した際の松澤寛政=4月25日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ
2026年10月01日 07時16分