体重超過、運用に課題=救済策の明文化を―亀田和毅の世界戦・WBAタイトルマッチ



【ラスベガス時事】世界ボクシング協会(WBA)フェザー級タイトルマッチで17日、亀田和毅(TMK)の試合が当日に中止された。16日の計量に失敗し、王座を剥奪されたブランドン・フィゲロア(米国)の体調不良が理由。体重超過時の運用を巡る課題が改めて浮き彫りとなった。

計量をパスした自らに非がないにもかかわらず、王座獲得の機会そのものを失った。日本では計量をクリアできなかった選手に一定期間の出場禁止を科す場合があるが、亀田和は「海外では何事もなかったかのようにすぐ出てくる」と指摘する。

陣営は、規定を守った側の不利益を救済する仕組みの必要性を強調。現状は計量失敗に対するペナルティーなどが国や団体ごとに異なる。亀田和は「あの時(の体重超過)は何やったんや、となる」と苦笑し、対応へのばらつきに疑問を呈した。

亀田和によると、今後、王座決定戦を実施する場合はWBAから優先権を与えると伝えられた。それも現時点では口頭での説明にとどまる。団体やプロモーターの裁量に左右される余地も残り、陣営は書面での確認を求める方針だ。救済策が明文化されない限り、同様のケースは起こり得る。

35歳の亀田和にとっては「最後のつもり」で全てを懸けてきた舞台。フィゲロア陣営から詳しい説明がなかったことも、失望感を増幅させた。それでも、「俺の気持ちが切れなければ、まだまだ可能性はある」と言い切った。苦い経験すら、力に変えようとしている。

【時事通信社】 〔写真説明〕WBAフェザー級タイトルマッチの計量をパスし、ポーズを取る亀田和毅(中央)=16日、米ネバダ州ラスベガス 〔写真説明〕WBAフェザー級タイトルマッチの試合中止が決まり、撮影に応じる亀田和毅=17日、米ネバダ州ラスベガス

2026年10月19日 14時31分


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