国際交流の絆、原動力に=飯塚翔太「スポーツは共通言語」―陸上



2016年リオデジャネイロ五輪で陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(ミズノ)が10月下旬に西アフリカのセネガルを訪れ、現地の子供たちと交流した。国際協力機構(JICA)の派遣事業への参加は5年連続5回目。現役トップ選手だからこそ伝えられるスポーツの価値や魅力を届け、来季への決意を新たにした。

国際交流に目を向けたきっかけは、中大4年時の13年にユニバーシアード大会で出会ったエスワティニ(当時スワジランド)代表選手との親交だった。18年秋にアフリカ南部の同国を訪れ、選手との合同練習を実施。陸上教室も開催し、一緒に走った子供たちは目を輝かせて喜んでくれた。それが自身の競技活動の原動力にもなった。

22年からはバングラデシュ、ルワンダ、東ティモール、ラオスと毎年海を渡り、交流の輪を広げてきた。今回は陸上クラブで走り方を指導し、スパイクを贈呈。小学生の運動会にも参加し、駆けっこなどを通じて子供と触れ合った。「スポーツは人と人がつながる共通言語。一緒にスポーツをすることで、絆が深まると改めて気付いた」と実感を込めて話した。

恵まれない環境でも工夫して努力する姿を目の当たりにし、「いろいろな困難を乗り越える精神を学んだ。国際大会に挑む気持ちが変わった」と語る。五輪は24年パリまで4大会連続、世界選手権は昨年の東京を含めて6大会出場の35歳。来季を見据え、「自己ベストを更新したい。世界選手権で準決勝の先へ行き、リレーでも貢献したい」。まだまだ最前線で走り続ける覚悟だ。

【時事通信社】 〔写真説明〕セネガルで子供たちと交流する飯塚翔太(中央)=10月(JICA提供) 〔写真説明〕セネガルで陸上のコーチ(左)にスパイクをプレゼントする飯塚翔太=10月(JICA提供)

2026年11月02日 14時35分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース