長野市のJR長野駅前で男女3人が刃物で刺され、1人が死亡した事件で、女性への殺人未遂容疑で逮捕された無職矢口雄資容疑者(46)の自宅から包丁や、公開された画像と特徴の似た着衣が押収されたことが27日、長野県警への取材で分かった。
矢口容疑者が事件後にあごひげをそり、髪を切るなどして見た目を変えていた可能性があることも判明。同容疑者は事件について「分からない」と話して黙秘を続けており、県警は動機など事件の全容解明を進める。
県警は同日、矢口容疑者を送検した。矢口容疑者は午前10時40分ごろ、マスクを着けてフードをかぶり、うつむいたまま車の後部座席に乗り込んだ。
県警によると、防犯カメラの画像と特徴がよく似たジャンパーとズボン、眼鏡のほか、白い手袋やタオルが押収された。包丁2本も見つかり、事件で使われた凶器かどうか鑑定を進める。
【時事通信社】
〔写真説明〕送検のため、長野県警長野中央署を出る矢口雄資容疑者=27日午前、長野市
〔写真説明〕送検のため、長野県警長野中央署を出る矢口雄資容疑者=27日午前、長野市
2025年01月27日 18時13分