【北京、台北時事】中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区は2日、台湾周辺での統合演習が終了したと発表した。2日は、台湾海峡の中・南部域で演習名「海峡の雷―2025A」を実施。1日は台湾の北部、南部、東部の沖合で演習を行っており、習近平政権が「台湾独立勢力」と敵視する台湾の頼清徳政権を2日連続で威圧した形だ。東部戦区の報道官は、「常に高度な警戒を維持する」としている。
2日の演習は海域を封鎖して中国軍の制圧下に置く能力を確認することなどが目的。陸上部隊は重要港湾やエネルギー関連施設への攻撃を想定し、東シナ海に向けた実弾発射訓練を実施した。また、空母「山東」の艦隊も台湾東部沖で演習を行った。
中国国営中央テレビは、地上部隊がロケット砲を発射し、ミサイルを積んだ戦闘機が飛行する様子を放映。2日は演習名を付与して「A」としていることから、年内に末尾を「B」とする同様の演習が行われる可能性がある。
台湾国防部(国防省)は、2日午前以降に中国の「山東」を含む軍艦21隻、海警船10隻、戦闘機など延べ27機を台湾周辺や西太平洋で確認したと発表。同部は演習について「どんな名称を付けようとも、その好戦的かつ挑発的、無責任な本質を合理化できない」と非難した。
【時事通信社】
〔写真説明〕中国軍の演習「海峡の雷―2025A」でロケット砲を発射する陸上部隊(2日放映の中国国営中央テレビより・時事)
〔写真説明〕中国の習近平国家主席=3月28日、北京(AFP時事)
2025年04月03日 07時49分