和平条件、軍撤退なら容認せず=ウクライナ大統領もトランプ氏と電話



ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、米ロ首脳間の電話会談に前後してトランプ米大統領と電話で2回協議した。この後の記者会見で、ゼレンスキー氏はロシアのプーチン大統領が当事国間で覚書をまとめる用意を示したことに触れ、ウクライナ軍撤退を和平の条件とするなら容認しないと述べた。

記者会見でゼレンスキー氏は、ロシアとの直接協議を継続する立場を示した。また、トランプ氏との協議で「ロシアが停戦に応じない場合、より強力な制裁を発動すべきだ」と訴えたことを明らかにした。

ゼレンスキー氏は、ロシアとウクライナに米欧を含めた多国間協議を実現するべきだと表明した。開催地の候補としてトルコ、バチカン市、スイスを列挙。後ろ盾の欧州諸国を関与させて対ロ圧力を強めたい考えを示唆した。(時事)。

【時事通信社】 〔写真説明〕19日、キーウで記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領(AFP時事)

2025年05月20日 18時07分


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