防衛省は29日、長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」の地上発射型を2025~26年度に陸上自衛隊の健軍駐屯地(熊本市)、27年度に富士駐屯地(静岡県小山町)に配備すると発表した。艦艇発射型と航空機発射型は運用開始を1年前倒しし、27年度に神奈川県と茨城県の基地に配置する。地対地ミサイル「島しょ防衛用高速滑空弾」は北海道や宮崎県の駐屯地に置く。
これらは相手部隊を遠方から排除する「スタンド・オフ・ミサイル」。いずれも国産で、中国などの軍事活動活発化を踏まえ、反撃能力(敵基地攻撃能力)の整備を加速させる。ただ、相手の攻撃目標となるリスクが高まるとの懸念も根強い。防衛省は29日、関係自治体への説明を開始した。
12式地対艦誘導弾能力向上型は1000キロ程度の飛翔(ひしょう)が可能。熊本からは中国大陸沿岸部が射程圏に入る。
【時事通信社】
〔写真説明〕12式地対艦誘導弾能力向上型(防衛装備庁提供)
2025年08月29日 16時36分