鈴木法相、総裁選前倒し要求=現職閣僚初、石破首相に痛手



鈴木馨祐法相は5日、自民党総裁選の前倒しを求める考えを自身のブログで明らかにした。現職閣僚による前倒し要求は初めて。続投に意欲を示す石破茂首相(党総裁)にとって痛手となりそうだ。

鈴木氏はブログに「党則に基づく臨時総裁選の実施を求める書面に署名し、提出することとした」と明記。「政治が停滞することは許されない。自民党への信頼回復のためにも党が一致結束してゼロから出直すことが必要だ」と記した。

法相は投稿に先立って、首相と首相官邸で会談した。こうした考えを直接伝えたとみられる。

鈴木法相は麻生派所属。同派会長の麻生太郎最高顧問は3日の派閥研修会で、総裁選前倒しを要求する意向を示し、「一人ひとりがしっかり判断してもらえれば」と呼び掛けていた。

【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する鈴木馨祐法相=5日午前、法務省

2025年09月05日 12時09分


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