加藤勝信財務相とベセント米財務長官は12日までに、為替政策に関する共同声明を公表した。声明では、財政・金融政策について「国内目的を達成することに向けられ、競争上の目的のために為替レートを目標とはしない」との認識を再確認した。加藤氏は同日午前、記者会見し、「為替政策に関する日米の共通認識とともに、透明性のある為替政策の重要性を確認した」と強調した。
共同声明は、トランプ米大統領が日本への関税率を修正する大統領令に署名したことを受けて発表。日米財務相は4月以降、関税交渉の一環として、為替について個別会談などを通じて協議を続けていた。加藤氏は「協議の結果を一つの形として声明を出した」と説明した。
【時事通信社】
〔写真説明〕日米財務相共同声明について記者会見する加藤勝信財務相=12日午前、財務省
2025年09月12日 18時02分