自民党の小泉進次郎農林水産相(44)は石破茂首相(党総裁)の後継を選ぶ総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する意向を固め、周囲に伝えた。週末に地元で支援者らに説明し、来週、記者会見を行う方向で調整している。複数の関係者が12日、明らかにした。
これにより、総裁選は小林鷹之元経済安全保障担当相(50)、高市早苗前経済安保相(64)、林芳正官房長官(64)、茂木敏充前幹事長(69)を合わせた5人の出馬が固まった。小泉氏は高い知名度と発信力を持つことから、現時点で有力候補になるとの見方が出ている。
小泉氏は12日の閣議後の会見で、「自民党の置かれた状況は大変危機的で、党内の分断といった傷を修復し、一つになって前に進めていくことは喫緊の課題だ」と強調。その上で、「野党時代から支えてもらっている地元の声を伺い、最終的に判断していきたい」と述べた。
【時事通信社】
〔写真説明〕閣議後に記者会見する小泉進次郎農林水産相=12日午前、同省
2025年09月12日 18時02分