
【ワシントン、北京時事】米中両政府は25日から2日間、マレーシアのクアラルンプールで5度目の閣僚級貿易協議を開く。中国政府がレアアース(希土類)の輸出規制強化を打ち出したことで両国の緊張が高まる中、韓国で30日に実施するトランプ米大統領と習近平中国国家主席の首脳会談に向け調整を進める。
米国からはベセント財務長官とグリア米通商代表部(USTR)代表が、中国からは何立峰副首相が出席する。両国は5月以降、スイス、英国、スウェーデン、スペインで閣僚級貿易協議を開いてきた。
中国による輸出規制強化を受け、トランプ氏は100%の対中追加関税を11月1日から課すと表明し対抗。報復措置として、米政権は同国製ソフトウエアを搭載した幅広い分野の製品を対象に、中国への輸出規制を検討している。
【時事通信社】
〔写真説明〕米中両国の国旗(AFP時事)
2025年10月24日 15時21分