
高市早苗首相は25日、トランプ米大統領と電話会談を行った。米中首脳電話会談の内容を含め、最近の米中関係についてトランプ氏が説明。首相は記者団に「日米間の緊密な連携を確認できた」と語った。
日米の電話会談は、米中接近に日本側が警戒を強めていることを踏まえ、トランプ氏側の呼び掛けで行われた。首相は、台湾有事を巡る自身の国会答弁を端緒に冷え込む中国との関係などについて日本側の立場を説いたもよう。トランプ氏は「(首相とは)極めて親しい友人だ」として「いつでも電話してほしい」と語り掛けたという。
首相はまた、ロシアの侵攻を受けるウクライナの和平に向けた米国の取り組みを評価。トランプ氏の求めに応じ、同氏が欠席した先の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の様子を伝えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕トランプ米大統領との電話会談について、記者団の質問に答える高市早苗首相=25日午前、首相官邸
〔写真説明〕高市早苗首相(右)とトランプ米大統領=10月28日、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)
2025年11月25日 15時41分