ブラックフライデー盛り上がり=物価高、値下げアピール―小売り各社



米国発祥の大型安売りイベント「ブラックフライデー」商戦が盛り上がりを見せている。28日の本番を前に、スーパーなど小売り各社は値下げや増量をアピール。物価高で節約志向を強める消費者の購買意欲を刺激している。

イトーヨーカ堂(東京)は、生鮮食品などを「クロ」にちなんで96円や960円(いずれも税抜き)で展開。今年は「前哨戦」として19日から3日間を「レッドプライスデー」と位置付け、赤いパッケージの牛乳やケチャップなどを値下げした。

また、動画配信サービス大手ネットフリックスと連携し、映画鑑賞の「お供」として菓子などのコラボ商品を販売。若年層の取り込みも図る考えだ。

イオンリテール(千葉市)は20日から約2000品目を対象にセールを実施。このうちスーツや布団など半額になる商品は前年比2.5倍に増やしたという。

電子商取引(EC)大手のアマゾンジャパン(東京)は21日から、日用品や食料品など300万点以上のセールを実施。キャンプグッズとキャンプ施設利用券をセットにした体験型商品も販売する。

【時事通信社】 〔写真説明〕「ブラックフライデー」のセール商品をPRするイトーヨーカ堂の担当者=19日午前、東京都大田区

2025年11月22日 14時31分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース