【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による短期国債の購入決定で買い安心感が広がり、大幅続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比646.26ドル高の4万8704.01ドルと、先月中旬以来1カ月ぶりに史上最高値を更新して取引を終えた。
一方、人工知能(AI)関連銘柄の売りに押され、ハイテク株中心のナスダック総合指数は60.30ポイント安の2万3593.86で引けた。
FRBは9、10両日に開いた金融政策会合で、短期金融市場の逼迫(ひっぱく)を和らげるため、短期債を毎月買い入れることを決めた。まずは12日から400億ドル(約6兆2000億円)分を購入。資金供給の規模が想定よりも大きく流動性が高まるとの期待感から、ゴールドマン・サックスといった金融株など幅広い銘柄が買われた。
【時事通信社】
2025年12月12日 07時33分
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