
再稼働に向けた地元同意手続きが完了した柏崎刈羽原発6号機(新潟県)について、東京電力は24日午後、原子力規制委員会へ再稼働前の最終手続き「使用前確認」を申請した。小早川智明社長が取材に応じ、来年1月20日に原子炉を起動させることを明かした。
2011年に福島第1原発事故を起こした東電では初の再稼働となる。ただ、県民意識調査では再稼働に対する賛否が割れており、不安の払拭が課題となっている。
使用前確認は、規制委の審査で新規制基準に適合すると認められた原発で、設備や機器などが設計通りかを確認する手続き。最終的には原子炉を起動しても問題ないかを調べ、合格すれば、営業運転に移行する。
【時事通信社】
〔写真説明〕東京電力柏崎刈羽原発6号機=2日、新潟県
2025年12月24日 16時34分