世界成長、26年は2.6%に上げ=安定推移も格差拡大警戒―世銀見通し



【ワシントン時事】世界銀行は13日公表した最新の経済見通しで、2026年の世界の実質GDP(国内総生産)伸び率を2.6%と、昨年6月時点の前回予測から0.2ポイント引き上げた。米国の堅調な成長が全体を押し上げる。27年は2.7%と、0.1ポイント上方修正した。

ギル世銀チーフエコノミストは、世界成長が「27年までおおむね安定して推移する」と予想。ただ、コロナ禍以降の景気回復を主導したのは先進国だとし、世界的な格差拡大に懸念を示した。途上国の1人当たりGDPは25年末時点で6500ドル(約100万円)程度と、先進国平均のわずか12%にとどまるという。

日本の成長率は26、27年ともに0.8%で据え置き。25年の1.3%から減速するが、日銀の金融引き締めにもかかわらず、消費と投資が勢いを保つとしている。

米国の26年の成長率は2.2%と、前回から0.6ポイントの大幅引き上げ。トランプ政権の高関税政策が消費と投資を次第に圧迫するが、大型減税効果が追い風。25年秋の政府機関の一部閉鎖が解除されたことも上振れ要因だ。ただ、27年は1.9%に鈍化する。

ユーロ圏は26年、米関税による打撃や、エネルギー高と通貨ユーロ高を受けた競争力低下で0.9%成長にとどまる。27年は輸出や投資の回復で1.2%へ加速する見込み。

中国の26年は4.4%と、前回から0.4ポイント上方修正。財政出動や堅調な輸出の持続などを反映する。ただ、27年は生産性の悪化や高債務といった構造要因が重しとなり、4.2%に減速する見通しだ。

【時事通信社】

2026年01月13日 23時33分

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