ろうそくともし犠牲者追悼=6434本、17日で阪神大震災31年



阪神大震災から17日で31年を迎えるのを前に、兵庫県伊丹市の昆陽池公園で16日夕、犠牲者数と同じ6434本のろうそくをともして追悼する集いが開かれた。地震発生時刻の12時間前に当たる午後5時46分、約400人の参加者は黙とうをささげ、犠牲者の冥福を祈った。

集いは震災翌年から毎年、同市のボランティア団体「ユー・アイ・アソシエーション」が開催している。

今年のテーマは「灯(あかし)」。被災者らが生きてきた証しを示す9本のろうそくと、それを未来につないでいこうとする親子らを表現した。個々のろうそくには「絶対忘れない」「思いつなぐ」などのメッセージが書かれた。地震発生時刻までともし続ける。

大学生だった親戚を地震で亡くしたという同市の60代女性は、夫と追悼に訪れた。「婚約を控え就職も決まっていたが、つぶれた家の下敷きになってしまった。追悼するたびに、一緒に遊んでいた頃を思い出す」と目を潤ませた。

義理の両親が同県西宮市で被災した70代女性は、「地震はいつ起きてもおかしくない。当時の思いをこれからの危機意識につなげていきたい」と話した。

犠牲者や復興に尽力した人を追悼する「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市)ではこの日、新たに12人の名前を刻んだ銘板が追加された。1999年に病気で亡くなった父の銘板を追加した泉志自子さん(75)=神戸市東灘区=は「父が大好きだった神戸に名前を刻めて本当に良かった」と話した。銘板に刻まれた名前は5082人となった。

【時事通信社】 〔写真説明〕阪神大震災の追悼の集いで、犠牲者数と同じ6434本のろうそくを囲む人たち=16日午後、兵庫県伊丹市の昆陽池公園 〔写真説明〕阪神大震災の追悼の集いで、手を合わせる人たち=16日午後、兵庫県伊丹市の昆陽池公園 〔写真説明〕阪神大震災の「慰霊と復興のモニュメント」に父の銘板を追加した泉志自子さん=16日午後、神戸市中央区(代表撮影)

2026年01月16日 20時27分


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