戦後最短、業者大わらわ=選挙カーやポスター、ネット広告も【26衆院選】



27日に公示される衆院選は、解散から投開票まで16日間と、戦後最短の日程で行われる。選挙カーのレンタル会社やポスター製作会社などの業者には立候補を予定する陣営から注文が相次ぎ、担当者は対応に追われている。

選挙カーのレンタル会社(鳥取県米子市)の石橋浩一代表(60)は、「急すぎる。今までにない電話の量だ」と苦笑する。解散検討の報道後、3日間で約70台の予約が埋まったといい、看板の取り付け作業などを急ピッチで進める。石橋さんは「期間が短くても、整備の行き届いた選挙カーを走らせる」と話した。

選挙ポスターなどを手掛ける印刷会社(東京都品川区)にも、注文や問い合わせが殺到。想定外の解散で人繰りが厳しく、新規の注文は断らざるを得ない状況だといい、斎藤博社長(74)は「とにかく納品を間に合わせる」と力を込めた。

近年の選挙戦では、SNSやインターネットを活用する候補者が急増。政治家のネット広告など、選挙関連サービスを手掛けるIT企業(渋谷区)の高畑卓代表(48)は、表現を間違えると公選法に抵触する恐れもあるとし、「読めない解散で短期の選挙だが、間違いのない広告づくりを徹底する」と気を引き締めた。

一方、選挙事務所に欠かせない必勝だるまの製造販売店(群馬県高崎市)は解散を予測していた。長年だるま製造を手掛ける中田純一さん(73)は「経験による勘でそろそろかと思っていた。昨年12月ごろから増産しており、準備は万全だ」と余裕を見せた。

【時事通信社】 〔写真説明〕衆院選に向けてレンタルの準備が進む選挙カー=21日、鳥取県米子市(「イシバシホールディングス」提供) 〔写真説明〕選挙カーにスピーカーを取り付けるレンタル会社の従業員=21日午後、鳥取県米子市(「イシバシホールディングス」提供)

2026年01月24日 14時35分


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