吉村氏、横山氏が再選=都構想3度目挑戦へ―出直し大阪知事・市長選



吉村洋文前知事(50)と横山英幸前市長(44)の辞職に伴う大阪府知事・市長の出直し選が8日投開票され、知事選は日本維新の会の吉村氏、市長選は維新の横山氏が再選を確実にした。吉村氏は、大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」の実現に向け制度設計を進め、2027年4月までの任期中に3度目の住民投票の実施を目指す。ただ、出直し選に踏み切った手法には維新内部にも異論があり、先行きは不透明だ。

吉村氏は同日夜、大阪市内で記者会見し、「都構想の賛成の信を得たとは思っていないが、設計図作りに着手させてくださいということについては、一定の信任を得たと考えている」と述べ、都構想の制度案を議論する法定協議会の早期設置を議会に働き掛ける考えを示した。

出直し選は、吉村氏が都構想への再挑戦の是非を問うため衆院選に合わせて仕掛けた。維新以外の主要政党は「大義がない」などとして、対立候補を擁立しなかった。吉村氏は3回目の当選、横山氏は2回目の当選だが、任期はこれまでの残りの27年4月までとなる。

都構想は、15年と20年の住民投票で反対多数で否決された。吉村氏は都構想について、府と市の二重行政解消などのメリットを強調。東京一極集中の是正を図る「副首都構想」の実現に必要不可欠だと主張した。自民党と維新の連立政権合意書は、副首都構想の法制化を明記している。

【時事通信社】 〔写真説明〕大阪府知事・市長の出直し選で再選確実となり、記者会見する日本維新の会の吉村洋文氏(左)と横山英幸氏=8日午後、大阪市北区

2026年02月08日 21時39分


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