原油市場でインサイダー疑惑=トランプ氏投稿前、取引急増―報道



【ニューヨーク時事】トランプ米大統領が今週、イランと「生産的な対話」を行ったとSNSに投稿し、原油先物価格が急落した際、何者かによる不自然な取引が行われていたと英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)や米ブルームバーグ通信が24日までに報じた。投稿の15分前に取引が急増しており、インサイダー取引などの可能性が疑われている。

トランプ氏は米東部時間23日午前7時(日本時間同日午後8時)すぎにイランとの対話について投稿。これを受け、米国産標準油種WTIの価格は1バレル=98ドル近辺から一気に84ドル台まで下落した。FTによると、午前6時50分(同午後7時50分)ごろのわずか1分間にWTIと英国産北海ブレントの先物で計約6200件、約5億8000万ドル(約920億円)相当の取引が行われたことが分かった。

WTIとブレントの取引は同時に急増。米市場関係者はFTに対し「因果関係の証明は困難だが、トランプ氏による投稿の15分前に誰が積極的に売っていたのか、疑念を抱かざるを得ない」と述べた。さらに、米主要株価指数の先物取引も同じタイミングで増え、価格が上昇した。

ブルームバーグは、原油や米株に加え、欧州株や天然ガスに関しても「異常な取引量」が確認されたと伝えた。ホワイトハウスは政府関係者の関与を否定している。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ米大統領(EPA時事)

2026年03月25日 07時18分


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