住民ら「大きな横揺れ」=「後発地震注意」、避難準備も―津波警報の東北太平洋側など



北海道や青森・岩手両県の広範囲で20日午後、津波警報が一時発表された。同日夜には、大地震の発生可能性が平常時より高まったとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」も出た。「大きく横に揺れた」「避難準備を進める」。2011年の東日本大震災で甚大な被害が出た太平洋側の沿岸部では、住民らから不安の声も聞かれた。

40センチの津波が観測された岩手県宮古市。市本庁舎などが入る複合施設「イーストピアみやこ」には、男性数人が避難のため訪れた。同市危機管理課の女性(22)は「大きな横揺れを感じた。町は人通りが少ない」と話し、「みんな無事に避難が完了してくれれば」と願った。

同市の県立宮古北高では、部活動中だった生徒数人が校内に避難。連絡を受けた保護者も学校に到着したが、警報が出たため一緒に待機した。副校長の斉藤孝明さんは「久しぶりに大きく揺れた」とし、校内の防火扉を閉めたと話す。同市は夜間はまだ冷え込むが、生徒らが待機する部屋には暖房があるほか、飲料水なども用意されているという。

青森県大間町にある民宿の女性従業員(63)は「1~2分程度の大きな横揺れが感じられた」と振り返る。町から出た避難指示放送に従い、従業員と客は指定避難所に一時避難した。地震注意情報の発表を受け、女性は「今後もニュースを注視し、避難準備を徹底していく」と語った。

警報が出た北海道えりも町の町立えりも中。永井歩教頭(50)によると、揺れは激しくないものの、長時間感じられた。永井教頭は「様子を見ながら対応していく」と緊張した様子で語った。

北海道浜中町の温泉施設「霧多布温泉ゆうゆ」は、町の緊急避難場所に指定されている。地震発生後は一時40人ほどが避難したが、夜までにほとんど帰宅したという。スタッフの長岡滋雄さん(56)は地震注意情報の発表を受け「役場と連携し、対応していきたい」と力を込めた。

【時事通信社】

2026年04月21日 07時52分

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