
高市早苗首相は22日夜、参院自民党の幹部と首相公邸で初めて会食した。参院で「少数与党」状態が続く中、重要法案の成立や憲法改正論議の進展に向けて参院側との連携を強化し、政権運営を安定させる狙いがある。
首相が就任後、参院幹部を食事に招いたのは初めて。22日は松山政司参院議員会長、石井準一参院幹事長らが出席し、首相は「少数与党でご苦労いただいている」とねぎらった。
首相と参院自民の関係は、今国会での2026年度予算の成立時期を巡って緊張が生じた。3月までの「年度内成立」を掲げた首相と、充実審議を求める野党との板挟みで参院自民幹部は対応に苦慮。首相、参院自民の双方から不満が示されるなど「隙間風」が指摘された。今回の夕食会には関係修復の狙いもあるとみられる。
与党は参院で過半数に4議席足りず、法案ごとに野党の協力が必要な綱渡りの国会対応が続く。今後も、与党が提出を目指す「国旗損壊罪」創設法案など「国論を二分する」法案で野党との対立が予想される。首相が編成検討を指示した26年度補正予算案が提出されれば、参院野党第1党の立憲民主党は十分な審議時間を求める構えだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕首相官邸に入る高市早苗首相=22日、東京・永田町
〔写真説明〕高市早苗首相との会食後、記者団の取材に応じる自民党の松山政司参院議員会長=22日午後、東京・永田町
2026年05月22日 21時43分