米、イラン双方が修正要求=覚書巡り駆け引き続く



【カイロ、ワシントン時事】イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」に近いタスニム通信は5月31日、情報筋の話として、米国との60日間の停戦延長を含む戦闘終結に向けた覚書の草案について、イランが修正を加える意向だと伝えた。米メディアは30日、トランプ米大統領が草案に複数の変更を求めたと報じており、双方の駆け引きが続いている。

イラン情報筋は「(米側との)文書のやりとりは続いている」と説明。その上で「当然、修正することとなる」と述べた。対米交渉を担うガリバフ国会議長は「イランの権利」が確保されなければならないと強調した。

報道によると、トランプ氏はイランが保有する高濃縮ウランの米国への引き渡しやその時期を具体化するよう迫った。イランが事実上封鎖する原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放に関する文言の修正も要求している。

ロイター通信は先に、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師が、高濃縮ウランの国内保持を指示したと報じている。ホルムズ海峡の管理権も主張しており、米国との溝は深い。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ米大統領(左)とイランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師(AFP時事)

2026年06月01日 17時50分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース