
厚生労働省は26日、中央最低賃金審議会(厚労相の諮問機関)を開き、2026年度の最低賃金引き上げ額の「目安」に関する議論を始めた。今年の春闘では、3年連続で5%台の高い賃上げを達成したが、物価上昇率は鈍化傾向にある。過去最大の引き上げ額となった前年に続き、高水準の引き上げが実現するかが焦点となる。
中央審議会は今後、賃金や物価、企業の支払い能力を考慮して引き上げ額の目安を検討し、7月中にも答申する見通しだ。最低賃金は都道府県ごとに設定され、目安を参考に都道府県の審議会が具体的な改定額を決定する。
連合によると、26年春闘の賃上げ率は6月1日時点で5.02%(前年同時期は5.26%)と高水準を維持。一方、総務省によると、5月の消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)の上昇率は1.7%と、前年同月(4.0%)に比べて大幅に縮小した。
【時事通信社】
〔写真説明〕上野賢一郎厚労相が出席した中央最低賃金審議会=26日、東京都千代田区
2026年06月26日 20時07分