ロシアのプーチン大統領、北方領土初訪問=対日けん制、「実効支配」強調



ロシアのプーチン大統領が13日、北方領土の択捉島を訪問した。タス通信などが伝えた。プーチン氏が北方領土を訪れるのは初めて。大統領自ら足を運ぶことで、ウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を続ける日本をけん制し、実効支配の現実を内外にアピールする狙いがあるとみられる。

プーチン氏は、北方領土を事実上管轄する極東サハリン州のリマレンコ知事と共に択捉島の水産加工場や病院などを視察。プーチン氏は特産のイクラを試食するパフォーマンスを見せた。

好天に恵まれ、学校付近に集まった住民らを前に「まるでリゾート地だ」と発言。住民らは「(晴天は)とても珍しいこと」「あなたの到着に合わせたようだ」と答え、談笑する様子は国営メディアで伝えられた。

プーチン氏はその後、リマレンコ氏と会談した。リマレンコ氏はウクライナ侵攻で負傷した兵士2000人がサハリン州でリハビリ治療を受け、大半が前線に復帰したと報告した。「住民は『全ては勝利のために』と話している」と侵攻支持の世論を強調すると、プーチン氏は「ロシアの人々とはそういうものだ。勝者の遺伝的コードを持っている」と応じた。

会談では第2次大戦末期の対日参戦で激戦地となった千島列島北東端のシュムシュ島(占守島)にも触れた。プーチン氏は戦死したソ連兵の追悼について「忘れてはならない」と述べた。

【時事通信社】 〔写真説明〕13日、択捉島の水産加工場でイクラを試食するロシアのプーチン大統領(右)(AFP時事) 〔写真説明〕13日、択捉島で住民らと交流するロシアのプーチン大統領(右)(AFP時事) 〔写真説明〕13日、択捉島の学校を訪れるロシアのプーチン大統領(中央左)(AFP時事)

2026年08月14日 09時32分


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