玉城氏巡る虚偽拡散、ほぼ県外から=東京が6割―沖縄知事選



沖縄県知事選を巡るSNSの虚偽投稿のうち、敗れた現職の玉城デニー氏に関連する1事例の拡散状況を分析したところ、発信地域を都道府県単位で推定できたリポスト(再投稿)の98.8%が沖縄県外からだったことが16日、分かった。リポストは24時間で9千件超と急拡大した。

「辺野古移設を決めた張本人は玉城デニー」「反対運動は自作自演」。7月26日午前10時すぎに上がったX(旧ツイッター)の投稿は一見すると、玉城氏自身が米軍普天間飛行場の移設決定を「すばらしい英断」と評価したように見える構成だった。

SNS分析ツール「ブランドウォッチ」で調べると、最初の1時間で54件だったリポストは、3時間で累計1300件超、6時間で3600件超に膨らんだ。

プロフィルや投稿内容、位置情報などから所在地を推定できたリポストは24時間で1927件。東京都が6割超を占め、沖縄県は24件(1.2%)にとどまった。

しかし、玉城氏が辺野古移設を決めた事実はなく、投稿の内容は事実と異なっていた。「すばらしい英断」という発言も、辺野古移設を評価したものではなかった。

翌日から誤りを指摘する投稿も現れたが、最も広がったものでも、24時間のリポストは600件余りにとどまった。民間団体「日本ファクトチェックセンター」は8月、元になった投稿を「誤り」と判定した。

知事選では、当選した新人の古謝玄太氏についても「国益にかなう沖縄をつくる」と書かれたポスター風画像がX上に出回り、陣営が作成を否定した。

8月27日~9月13日の選挙期間中、「沖縄県知事選」「沖縄知事選」の単語を含むXの投稿は約167万件に上った。発信地を都道府県単位で推定できた約36万件のうち、約95%が沖縄県外からだった。

【時事通信社】 〔写真説明〕落選が確実な情勢となり、厳しい表情を見せる玉城デニー氏(手前)=13日、那覇市

2026年09月16日 14時51分


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