
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を年3.75~4.00%で維持することを決めた。据え置きは2会合ぶり。混迷を深める米イラン紛争に伴う原油高騰を受けてインフレは加速したが、連続利上げに踏み切る緊急性はないと判断した。11月3日の中間選挙を控え、ひとまず様子見姿勢を取った。
決定は賛成多数。根強いインフレ圧力を問題視するクックFRB理事ら2人が利上げを主張し、金利据え置きに反対票を投じた。
ウォーシュ議長はFOMC後の記者会見で、「インフレは高すぎる」と明言。「インフレ抑制が責務だ」と強調し、今後の追加利上げに含みを持たせた。
声明では「経済活動は強いペースで拡大している」と分析。今後、物価指標をはじめ多くの情報を得ることで「適切な金融政策スタンスを決められる」とし、今回の据え置きを正当化した。米原油相場は1バレル=100ドル超で推移しており、「不透明感は依然高い」と警戒感を示した。
【時事通信社】
〔写真説明〕記者会見する米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長=28日、ワシントン(EPA時事)
2026年10月29日 07時38分