円、乱高下=米雇用統計で一時急落―NY市場



【ニューヨーク時事】週末2日のニューヨーク外国為替市場では、米雇用統計が予想より強い内容となったことを受けて売り買いが交錯し、円相場は1ドル=134円台前半から136円近辺に急落するなど乱高下した。午後5時現在は134円29~39銭と、前日同時刻比99銭の円高・ドル安。

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言や米物価統計などを手掛かりに、市場ではFRBが利上げペースを鈍化させ、日米金利差の拡大が和らぐとの観測が強まっている。この日は東京市場終盤から欧州市場にかけて円買い・ドル売りが加速。円は一時133円台後半に急伸した。

しかし、その後発表された11月の米雇用統計では、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数や平均時給が市場予想を上回る伸びを示した。利上げ減速期待に冷や水を浴びせる内容だったため、米長期金利が上昇。ドルを買い戻す動きが一気に広がり、円は短時間で急落した。

【時事通信社】

2022年12月03日 09時03分

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